Ubuntu 15.04とその公式派生ディストリの変更点

Ubuntu 15.04とその公式派生ディストリを実際に使ってみて気付いた変更点をまとめてみました。


Ubuntu 15.04
システム設定のテキスト入力からFcitxの設定が行えるようになりました。
今まではUbuntu Japanese Team謹製のim-setup-helperでFcitxをデフォルトにする設定を行っていましたが、このバージョンからはシステム設定から行えるようになりました。
また、Fcitxに関するパッケージがmainのリポジトリに導入されたので、Fcitxの導入自体も容易になりました。
詳しくはこちらを参照してみてください。
第370回 Ubuntu 15.04と日本語入力:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社


Kubuntu 15.04
デスクトップ環境のバージョンがKDE 5.0になりました。
実際には使っていないのでどのように変化したかまでは分かりません。


Xubuntu 15.04
デスクトップ環境のバージョンがXfce 4.12になりました。
今のところXfce 4.10と比べてどこが変化したのかは分かりませんが、軽くて安定しています。
デスクトップ環境よりUbuntu 15.04そのものの影響かもしれませんが、14.04 LTSより軽くなったと感じます。


Lubuntu 15.04
このバージョンでは日本語でのライブ起動ができません。
これはUbuntu初心者が使う上で致命的な問題になりかねません。
ただ、XPの置き換え用としてはサポート期間的に14.04 LTSのほうが適しているので、あまり影響はないかもしれません。


Ubuntu GNOME 15.04
今のところ変化は感じていません。
Xubuntu同様14.10以前に比べて軽くなった気がしますが、Xubuntuほどの差はありません。


Ubuntu MATE
非公式派生ディストリだった頃のUbuntu MATEを知らないのですが、今の所安定していて完成度は高いと思います。
少なくともXubuntu 14.04 LTSよりかは軽いと思います。
ただ、Ubuntu 11.04以前で使われていたGNOME 2とMATEは微妙に異なる点があるので、Vine Linux等で未だにGNOME 2をメインに使っている人は少し気になるかもしれません。


以上が私が実際に使った気になった点です。

Kubuntu以外は実際に試したのですが、15.04は見えない所の仕様変更が多いと思います。

なかなか完成度は高いのですが、見た目の変化が小さいので人によっては変わり映えが少ないと感じるかもしれません。