PCLinuxOS KDE 2012.02
PCLinuxOS(以下PCLOS)に新バージョンがリリースされました。
KDE Desktop » PCLinuxOS
PCLOSにはさまざまなデスクトップ環境が用意されていますが、標準はKDEです。
KDE以外だと、LXDEとXfceとOpenboxが用意されています。
さらに別プロジェクトでGNOME版が用意されています。
http://linuxgator.org/
本家プロジェクトに「Full Monty Desktop」というエディションが用意されていますが、KDEのフル機能搭載版です
(KDE Desktopよりも多くのアプリケーションが含まれており、インターフェイスも改善されています)。
FullMonty Desktop » PCLinuxOS
ただ、Full Monty Desktopはメモリの消費量が多いので、あまりお勧めできません。
普通の利用ならKDE Desktopで問題がありません。
KDE DesktopにはMini Versionというエディションがありますが、
搭載アプリケーションが少なく容量が小さいこと以外はFull Versionと基本的に同じです。
私も2年ほど前まではPCLOSを多用していましたが、2010年の6月頃からUbuntuに移行しました。
今ではUbuntu系のディストリビューションを主に扱っていますが、
かつてはいろいろな種類のディストリビューションを扱っていました。
当時はUbuntuも今ほど発展していませんでしたし、Debian系のディストリビューションも多かったですが、
元々はRed Hat系のディストリビューションを多く扱っていました。
openSUSEやMandrivaなど今ではあまり聞かなくなったディストリビューションを使っていました。
2009年頃からはPCLOSも使うようになりました。
PCLOSは実はMandrivaがベースで、プロジェクトも割と早くから発足しています。
Mandrivaは完成度は高かったのですが、システム管理方法が独特なので、正直扱いづらかったです。
Mandrivaのシステム管理方法を変更し、扱いやすくしたのがPCLinuxOSです。
Ubuntuがまだあまり発展していなかった頃はPCLOSも初心者向けディストリビューションとして扱われていました。
しかし、Ubuntuが主流のLinuxディストリビューションとして扱われている今日ではすっかりPCLOSの存在が薄れてしまいました。
openSUSEも当時は輝いていたのですが、最新バージョンの12.1はバグが多くて使い物になりません。
Mandrivaも今ではほとんど情報がありませんね。
そうして生き残ったのがUbuntuでした。
いつのまにか大幅に進化し、主流のディストリビューションとなっていました。
私もそんなUbuntuに魅力を感じてPCLOSからUbuntuに乗り換えました。
しかし、PCLOSもPCLOSなりに進化しており、今でも十分使えます。
日本語化は以下のサイトを参考にしてください。
Operation Normal ? | PCLinuxOS 2011 の日本語化
旧バージョンを例にとっていますが、方法はほぼ同じです。
KDE DesktopのFull Versionのダウンロードはこちらから。
KDE MiniMe(Mini Version)のダウンロードはこちらから。
PCLOSのトップページは定期的にニュースが更新しています。
So cool ice cubes are jealous » PCLinuxOS
※PCLOSには64bit版が用意されていません(ベータ版には64bit版もあります)。